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第13回研究所セミナー

NCGM国際医療協力局共催

日時

2014年10月27日(月曜日)17時~19時

場所

研究所A・B会議室(国府台中継)

講師

蜂矢 正彦・村上 仁(NCGM国際医療協力局)

講演1(蜂矢 正彦)

演題

ラオス人民民主共和国における麻疹・風疹血清疫学の研究

講演要旨

麻疹は麻疹ウイルスによる発熱・発疹性疾患であり、呼吸器・中枢神経等が侵されることにより毎年世界で10万人以上が死亡している。風疹は妊娠初期に妊婦が感染することにより、毎年世界で10万人以上が生涯にわたる障害(心疾患・難聴など)を来すウイルス感染症である。麻疹・風疹とも有効なワクチンで予防可能であり、現在世界各国で予防接種が導入されつつあるが、麻疹の排除に難渋することも少なくない。

我々は、多段階収束抽出法を用いてラオス全国に居住する一般人口(1歳~成人)から無作為に約2,000人を選択し、抗麻疹IgG抗体、抗風疹IgG抗体を測定することにより年齢別血清抗体陽性率を調べた。本発表では血清疫学の結果から、今後の麻疹排除戦略について議論したい。

  1. Xeuatvongsa A, Komada K, Kitamura T, Vongphrachanh P, Pathammavong C, Phounphenghak K, Sisouk T, Phonekeo D, Sengkeopaseuth B, Som-Oulay V, Ishii K, Wakita T, Sugiyama M, Hachiya M.
    Chronic Hepatitis B Prevalence among, Children and Mothers: Results from a Nationwide, Population-Based Survey in Lao People’s Democratic Republic.
    PLoS ONE 9(2): e8882, 2014.
  2. Kitamura T, Komada K, Xeuatvongsa A, Hachiya M.
    Factors affecting childhood immunization in Lao People’s Democratic Republic: a cross-sectional study from nationwide, population-based, multistage cluster sampling.
    Biosci Trends 7: 178-185; 2013.

講演2(村上 仁)

演題

東南アジアで医療保険を展開するために:ベトナムの現状と課題

講演要旨

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)は、「すべての人が適切な保健医療サービスを、必要な時に支払い可能な費用で受けられる状態」である。UHCは、2015年が目標である、国連ミレニアム開発目標の次なるグローバル・ヘルスの目標の一つとして有力視され、外務省の国際保健外交戦略の柱である。

途上国でのUHC推進、特に財政側面への日本からの支援を提言するため、2014年1月にベトナムの医療保険の現状調査を実施した。まず質的調査にて、医療保険制度の制度診断(カバーする人口集団、カバーする保健サービス内容、財政措置)を実施。また、2013年に出産した産婦の代表サンプルにつき、医療保険の妊娠分娩・児の罹患に関わる受療と医療支出への影響を検証した。プレゼンでは、質的、量的な主要所見を提示し、日本からの効果的な支援の在り方を提言する。

研究所セミナー:開催スケジュール

  • 第15回 水島 昇 先生(東京大学)     (2月16日)
  • 第14回 田中 啓二 先生(東京都医学総合研究所)
                         (12月8日)
  • 第13回 蜂矢 正彦・村上 仁(NCGM国際医療協力局)
                         (10月27日)
  • 第12回 綿田 裕孝 先生(順天堂大学)   (10月20日)

主催・連絡先

国立国際医療研究センター研究所長:清水 孝雄

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