明日の希望を与えるために

研究部からのご挨拶

基礎研究が非常なスピードで進展し、研究内容がより専門的になる中で、臨床レベルの最先端化は目を見張る物があります。 この両者を結びつけるべく、近年、トランスレーショナルリサーチ(TR)の重要性が叫ばれておりますが、 それぞれを充分に理解することも難しく、両者の橋渡しとなる研究を展開することは、大変困難です。 しかし当研究部は基礎研究からシーズを得、これをベッドサイドに持って行くことを基本方針としています。 また、逆の場合もあります。このようなTRを可能にするためには、基礎研究に長けたPhDから臨床の先生までが一同に会し、 異分野コミニュケーションを充分に行うことの出来る環境を作ることが肝要と考えています。難治性疾患研究部はその名のとおり、 難病の病態を解明することを目標としており、これまでHIV-1の研究を中心にプロジェクトを広げてきました。 このホームページで掲載されているように、HIV-1の病態に迫る研究から、応用研究の端緒にまでたどり着くことができました。 今後、基礎研究にしろ臨床応用にしろ、さらに発展させたいと考えています。基礎研究の成果がエイズ病態の理解につながり、 新規抗エイズ療法の開発のシーズを与える物と信じています。
研究は決して楽な仕事ではありませんが、思惑通りの結果が得られた時の喜びは、何事にも代え難い物です。 そのような感動を共有できる方を歓迎します。また院生を初めとする学生さんには、その感動を是非一度でも味わって貰いたいと思いながら、皆さんを毎日、鼓舞しています。

新着情報&お知らせ
2024.01.02 HIV感染者の高いがんリスクの一端を解明しました。
2023.05.01 たんぱく質だけで、ヒト間葉系幹細胞から肝臓細胞を作る方法を確立しました。
2022.07.15 研究所夏季リトリートで高品智記上級研究員が最優秀所長賞を受賞しました。
2018.07.17 たんぱく質で細胞作り替え
石坂難治性疾患研究部長の研究成果が日本経済新聞で紹介されました。
2014.02.03 「膠原病患者の自己抗体の病態発症における役割」を更新しました。
2014.02.03 「内在性レトロエレメントは面白い!」を更新しました。
2014.02.03 「細胞内元素を見る」プロジェクトを更新しました。
2014.02.03 「HIV-1感染による核構造変化」プロジェクトを更新しました。
2012.11.20 湘南学園高校の皆さんが研究所を訪問されました。
2012.11.16 膠原病科との共同研成果を米国で行なわれた米国リウマチ学会で発表しました。
2012.10.01 新たな医薬品として期待されるACE2活性化因子の創出に向けた開発研究プロジェクトが
NCGM、理研(創薬イノベーション)、日本ケミファの三者共同研究として再スタートしました。
2012.10.02 加熱食品中に存在する癌原物質がレトロトランスポジションを誘導することを論文として発表しました。
2012.08.03 第36回 阿蘇シンポジウムで演題名:「レトロトランスポジションの制御異常による疾病の発症」で 発表致しました(石坂幸人)。
2012.04.01 筑波大学大学院・博士課程2年 土井昭宏さんが、学術振興会のDC研究員
(日本学術振興会 特別研究員(DC1)医歯薬学領域)に選出されました。
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    〒162-8655 東京都新宿戸山1-21-1
    TEL (03)3202-7181
    FAX (03)3202-7364
    難治性疾患研究部 内線2806

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