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2008/05/09 - 東大医学部・附属病院150年記念式典

東大医学部の歴史は150年前、つまり安政5年(1858年)に遡る。当時流行していた天然痘の予防に、蘭医が拠金して作った「神田お玉が池種痘所」がその発祥である。その後、医学校など変遷し(赤ひげで有名な小石川療養所)、東京開成学校と合併し、我が国初の国立大学、東京大学が出来たわけである。5月9日、安田講堂に1100名ものご来賓、先輩、学生が集まり、NHK交響楽団の演奏もあり、厳かに記念式典が開かれた。皇太子殿下をご案内し、ご祝辞を頂いた。学部長の挨拶では先陣の功績をたたえると同時に、今後の医学医療を目指す決意をお話しした。記念講演は石坂公成、大江健三郎の両先生で非常に感銘深い講演会であった。50年に一度の記念式典にぶつかるのは運が良いのか、不運なのか。いずれにしても引きが強いのは確か。殿下とは山の話しで大いに盛り上がりました。