Dr. Piomelli (UCI)来訪(1998年10月19日)
(Piomelliに説明する魚住(PD)と北(D1))
(セミナーの司会をする川澤(D2))
色々マスコミ的には騒々しい学会だったが、生化学会は「無事」に終わった。サイエンスは充実していた。どこの会場も満員が多かった。生理学、分子生物学、薬理など普段あまり参加しない講師がかなり多く参加したためだ思う。まるで米国のFASEB等の合同年会に出ているようだった。今日は、カンナビノイド(マリファナ)受容体で著名なDaniele Piomelli (UC Irvine準教授)が来訪し、セミナーをした。生化学会に参加した帰りに立ち寄ったのである。薬理学的な話は多少わかりにくいところもあるが、CB3の受容体を示唆したり、また、ドーパミン刺激でアナンダミドが放出され、運動性の亢進にむしろ拮抗作用をするなど、興味ある発表があった。例によって、外から講師が来たら、順番に仕事を説明する事になっている。自分の仕事を人前でポイントをおさえて、英語で発表する練習である。その後のセミナーの司会も大学院生にやってもらう。新鮮でおもしろいが、講師の中には型破りの紹介にとまどう人もいるようだ。Dr. Piomelliは結局、2時から7時半までしゃべり続けたことになる。