新着情報

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2012年11月20日

神奈川県湘南学園高等学校の1年生の皆さんが研究部を訪問されました。
HIVや創薬研究について、熱心に耳を傾けてくださいました。

研究部訪問画像

2012年11月20日

he small molecule activator to ACE2 prevents the inhibition of ACE2 activity by autoantibodies
ACR/ARHP Annual Meeting, Washington, D.C., U. S. A. November 10-14, 2012

膠原病科との共同研究の成果をワシントンD.C.で開催された米国リウマチ学会で発表しました。
膠原病患者、特に血管病変を有する患者血清中には2型アンギオテンシン変換酵素(ACE2)に対する自己抗体が多く存在し、
そのACE2抗体はACE2に対し中和活性を示すことを報告しています
(Takahashi et al., Arthritis Res Ther. 2010;12: R85)。
今回、一部の患者血清中のACE2抗体によって抑制状態のACE2の機能をACE2 activator(XNT)が
解除するという報告をしました。

患者IgGによるACE2活性の抑制

患者IgGによるACE2活性の抑制グラフ

positive rate of inhibition of ACE2 activity by IgG
with vasculopathy; 10 of 13 patients ⇒ 76.9%
w/o vasculopathy; 3 of 11 patients ⇒ 27.3%

米国リウマチ学会で研究成果を発表しました。

XNTによる抑制状態であるACE2活性の誘導

XNTによる抑制状態であるACE2活性の誘導グラフ
研究プロジェクト
  • HIV-1の感染におけるDNA損傷の役割
  • SARS-CoV感染による呼吸器系重症化機序の解明
  • 膠原病患者の自己抗体の病態発症における役割
  • NCGM発ペプチドベクターを用いた新規細胞形質転換法開発
  • 内在性レトロエレメントは面白い!
  • 「細胞内元素を見る」プロジェクト
  • 「HIV-1 感染による核構造変化」プロジェクト