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ゲノム医科学プロジェクト

ゲノム医科学プロジェクト

ゲノム領域

感染症においては、各種病原体と宿主のinteractionでそれらの病態は決定されます。従来、宿主因子の決定は技術的に難しいものでしたが、2003年ヒトゲノム計画の成功や2015年東北メガバンクでの日本人ヒトゲノムの決定により、宿主因子の探索が可能となりました。 現在までに解析済である各種ウイルス(肝炎等)の遺伝情報に、新しく解析する患者の遺伝情報を組み合わせることで、病態進展に関連する新規の因子を同定します。それによって、新規の診断薬や薬剤の創出を目指します。

  • 病態進展に関わるウイルス因子の探索とその臨床応用
  • 病態進展に関わる宿主因子の探索とその臨床応用

肝炎ウイルス領域

B型、C型肝炎の臨床像から得られる知見を元に基礎的研究や臨床的研究を展開しています。基礎研究面では、ウイルス学的解析や病態進展機構の解明を行っています。また、それらの成果を応用した新規治療法の開発を進めています。臨床研究面では、肝炎の再活性化予防のために研究を展開してます。

  • B型肝炎ウイルスの完全排除を目指した創薬研究
  • B型肝炎ウイルスの感染機構の理解とその創薬への応用
  • C型肝炎ウイルスの複製機構の解明とその臨床応用
  • 肝炎の再活性化を予防するための臨床研究

国際領域

世界各国(中央・東南アジア、中南米、アフリカ等)との共同研究を展開し、肝炎発生状況のサーベイランスや感染予防対策の策定を実施しています(協力先:国際医療協力局、エイズ治療センター)。また、研究者の受け入れを行い、研究のトレーニングを行っています。

  • 各国におけるB型肝炎、C型肝炎キャリア率の推定
  • 感染予防対策の策定
  • 外国若手研究者の育成