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大学院を修了するにあたって
私は、修士課程卒業後、企業に就職しましたが、研究の場を求めて国立国際医療研究センター研究所の門を叩きました。
それは、学生として学びながら、研究の場に立つことが許されるスチューデントリサーチャー(SR)の制度があったためです。
SRとして研究に参加できたことは非常に有意義な経験でした。 今振りかえってみると、仮説を検証しより深い考察をすることと、恵まれた施設の中での実験によって得られた発見は疲れを忘れるほどの喜びがありました。
また、通常の大学院とは異なり、研究所であるがゆえに備わっている充実した設備、あるいは最先端の技術を目の当たりにでき、さらに直接的に自身の研究テーマとして、 研究することができる環境は、通常の大学院とは異なった良さがあると感じています。 私は、今ノーベル賞で話題となっているiPS細胞の研究や、高度先進医療の一つであるガン免疫療法の研究に携わることができ、 技術革新の早さを肌で感じながら、研究できる環境は大変刺激的でした。
これから大学院進学を目指される方は、連携大学院方式での研究も御一考されてみてはいかがでしょうか。
生化学から細胞生物学へ
私は修士課程で生化学を専攻していました
生命現象を理解する上で、細胞や動物を扱った実験をしたいという気持ちが強くなり、当研究部に受入れて頂きました。
マウスや細胞を使った実験は化学より難しいですが、組織や細胞を実際に観察できた時は感動しました。
当研究部は病院との連携が強く、疾患の症例についてミーティングで聞く機会が多いです。
そのため、疾病の根治に向けた基礎研究をしているんだということを強く意識するようになりました。
これまで行ってきた生化学分野でも、強みを活かして、HPLCの立ち上げを任せて頂いたりと、幅広く取り組ませて頂いています。