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ゾコーバ耐性新型コロナウイルスの性状解析
2023年7月28日
東京大学国際高等研究所 新世代感染症センター
東京大学医科学研究
国立国際医療研究センター
1. 発表者:
河岡 義裕(東京大学国際高等研究所 新世代感染症センター 機構長
東京大学医科学研究所 ウイルス感染部門 特任教授
国立国際医療研究センター 研究所 国際ウイルス感染症研究センター長)
2. 発表のポイント:
- 新型コロナウイルス感染症に対する経口治療薬エンシトレルビル(製品名ゾコーバ)に対し感受性低下を示す変異ウイルスを3種類作製しました。
- 作製した耐性ウイルスの培養細胞およびハムスターにおける増殖性・病原性は、1種類では野生型ウイルスと同様であったのに対し、残りの2種類では若干低下していました。
- エンシトレルビル耐性ウイルスに感染したハムスターを、新型コロナウイルスに対する治療薬であるニルマトレルビルあるいはモルヌピラビルで治療したところ、その増殖を効果的に抑制しました。
エンシトレルビル耐性ウイルス感染ハムスター肺の病理像
- 詳細は以下のファイルをご覧ください。
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