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ミンク由来高病原性H5N1鳥インフルエンザウイルスの性状解析
2023年10月31日
東京大学国際高等研究所 新世代感染症センター
東京大学医科学研究
国立国際医療研究センター
1. 発表者:
河岡 義裕(東京大学国際高等研究所 新世代感染症センター 機構長
東京大学医科学研究所 ウイルス感染部門 特任教授
国立国際医療研究センター 研究所 国際ウイルス感染症研究センター長)
2. 発表のポイント:
- 2022年にスペインのミンク農場で発生した高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型、clade 2.3.4.4b)のアウトブレイクで分離された2種類のウイルスを作製し、動物モデルで性状解析を行いました。
- フェレットを用いてミンク由来H5N1ウイルスの飛沫伝播性を評価したところ、飛沫伝播は確認されませんでした。
- マウスとフェレットを用いてミンク由来H5N1ウイルスの増殖性と病原性を評価した結果、ウイルスは呼吸器および、脳を含む呼吸器以外の臓器からも検出されました。またミンク由来H5N1ウイルスはマウスとフェレットに対して致死的な感染を引き起こすことがわかりました。
- 詳細は以下のファイルをご覧ください。
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