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牛乳から検出された高病原性H5N1鳥インフルエンザウイルスの熱不活性化とマウスへの感染性
2024年5月31日
国立大学法人 東京大学
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター
1. 発表者
河岡 義裕(東京大学国際高等研究所 新世代感染症センター 機構長
東京大学医科学研究所 ウイルス感染部門 特任教授
国立国際医療研究センター 研究所 国際ウイルス感染症研究センター長)
2. 発表のポイント
- 2024年3月、米国の乳牛で高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)が検出された。
- 乳汁中に検出された鳥インフルエンザウイルスの熱による不活性化を評価した。調べた実験条件下では、熱処理を行った牛乳の感染性ウイルス量は30000分の1以下に減少したが、完全に感染性ウイルスを不活化することはできなかった。一方、4℃では牛乳中のウイルスは数週間にわたり感染性を維持した。
- 熱処理を行わなかったウイルスを含む牛乳をマウスに経口的に接種したところ、呼吸器及び乳腺を含む全身の臓器でウイルスが増殖した。
- 詳細は以下のファイルをご覧ください。
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