トップページ > トピック・関連情報 > プレスリリース > 臨床検体から分離した新型コロナウイルス・オミクロン株 BA.4.6 系統に対する治療薬の効果を検証
臨床検体から分離した新型コロナウイルス・オミクロン株
BA.4.6 系統に対する治療薬の効果を検証
2022年11月17日
東京大学
国立国際医療研究センター
国立感染症研究所
1. 発表者:
河岡 義裕(東京大学医科学研究所 ウイルス感染部門 特任教授
国立国際医療研究センター 国際ウイルス感染症研究センター長)
高下 恵美(国立感染症研究所 インフルエンザ・呼吸器系ウイルス研究センター 主任研究官)
2. 発表のポイント :
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の 4 種類の抗体薬(ソトロビマブ、ベブテロビマ ブ、カシリビマブ・イムデビマブ、チキサゲビマブ・シルガビマブ)の中で、ベブテロビマ ブのみが BA.4.6 系統に対して高い感染阻害効果を示した。
- COVID-19 の 3 種類の抗ウイルス薬(レムデシビル、モルヌピラビル、ニルマトレルビル・ リトナビル)は、いずれも BA.4.6 系統に対して高い増殖抑制効果を示した。
- BA.4.6 系統は、ワクチン被接種者あるいはブレイクスルー感染者の血漿により中和された が、これら血漿の BA.4.6 系統に対する中和活性は、従来株に対する活性よりも低かった。
詳細は以下のファイルをご覧ください。
リリース文書