ホーム > トピック・関連情報 > プレスリリース > 国立国際医療研究センターがラオスに研究支援

2014年2月7日

独立行政法人 国立国際医療研究センター

国立国際医療研究センター[東京都新宿区(以下、NCGM)]は、ラオス国立パスツール研究所[ラオス/ビエンチャン(以下、IPL)]と「マラリア及び重要寄生虫症の流行拡散制御に向けた遺伝疫学による革新的技術開発研究」(主任研究者:狩野繁之・NCGM 研究所/熱帯医学・マラリア研究部長)を実施するため、共同研究協定を締結いたしました。

この研究協力は、世界に32カ所の協力研究施設を持つフランスのパスツール研究所(本部:パリ)がラオス保健省の下に開設した IPL と、国際協力機構(JICA)及び科学技術振興機構(JST)が共同で行う「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)」の一環として実施されます。
この共同研究協定締結により、SATREPS の下に行う研究プロジェクトを通して飛躍的な研究成果を創出し、国際的な課題である「開発途上国の国際的感染症の制御」に貢献できるとともに、さらにベトナム・カンボジア・タイなどの ASEAN周辺諸国を含むアジア地域にその効果が波及することが期待されます。また、これにより、本研究プロジェクトのもう一つの重要な役割であるラオス人の若手研究者の育成も成果として期待されています。

調印式は、2014年2月5日に首都ビエンチャンにおいて、保健省ラオス国立パスツール研究所 所長代理 Darouny PHONEKEO氏の立会いの下、NCGMの春日 雅人総長とIPLの Paul Brey所長によって執り行われました。

NCGMは、永年、JICA 協力等を通してラオス国との間に友好関係を培ってきました。今回の IPL との研究協力も含め、NCGMは今後もラオスの保健医療、研究推進のため、我々の持つ能力を最大限に活用し、両国の信頼関係の構築に一層貢献してまいります。

本件に関するお問合せ先

独立行政法人 国立国際医療研究センター(NCGM)

研究所
TEL:03-3202-7287(直通)
e-mail: kano@ri.ncgm.go.jp
担当:熱帯医学・マラリア研究部部長 狩野 繁之(かのう しげゆき)

国際医療協力局
TEL:03-5273-6828(直通)
e-mail:info@it.ncgm.go.jp
担当:連携協力部長 明石 秀親(あかし ひでちか)
   国際派遣センター長 仲佐 保(なかさ たもつ)

独立行政法人国立国際医療研究センター(NCGM)

NCGM では国際医療協力局や研究所が我が国の国際保健医療協力の拠点として、WHO、厚生労働省、外務省および JICA などと連携し、開発途上国の医療や保健衛生の向上を図るため、技術支援や途上国からの研修員の受け入れなどを行っています。

参考資料

NCGM ホームページ http://www.ncgm.go.jp
NCGM はより質の高い効果的な協力活動を推進するために各国関係機関と協定締結を進めています。協定締結機関は以下の図(赤枠)の組織(5カ所)となっています。(2014年2月現在)

20140207_3.jpg

取材に関するお問合せ先

国立国際医療研究センター 企画戦略局 広報企画室
広報係長:西澤 樹生(にしざわ たつき)
電話:03-3202-7181(代表) <9:00~17:00>
E-mail:press@hosp.ncgm.go.jp

トピック・関連情報
国立国際医療研究センター
シスチノーチの広場
ページの先頭へ戻る