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NCGMはラオス保健省ラオス国立パスツール研究所(IPL)とSATREPSプロジェクト実施のための共同研究協定(MoU)を締結しました
2023年3月15日
国立国際医療研究センター[東京都新宿区(以下、NCGM)]は、ラオス保健省ラオス国立パスツール研究所[ラオス/ビエンチャン(以下、IPL)]と「革新的技術を活用したマラリア及び顧みられない寄生虫症の制圧と排除に関する研究開発」(主任研究者:石上盛敏・NCGM 研究所/熱帯医学・マラリア研究部 熱帯医学研究室長)を実施するためのMoUを締結いたしました。
ラオスSATREPS MoU締結式 署名の様子
この研究協力は、世界に32カ所の協力研究施設を持つフランスのパスツール研究所(本部:パリ)が、ラオス保健省の要請に基づいて開設した IPL と、国際協力機構(JICA)及び日本医療研究開発機構(AMED)が共同で行う「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)」の一環として実施されます。
このMoU締結により、2023年度から5年間、ラオスと日本の研究者による共同研究が開始されます。本研究プロジェクトによって創出される革新的な科学技術と健康教育の普及により、東南アジアの最貧国ラオスで蔓延するマラリア、メコン住血吸虫症、及びタイ肝吸虫症の排除と制御に貢献すると同時に、同国のユニバーサルヘルスカバレッジとSDGsゴール3の達成に貢献することが期待されています。またラオスの若手研究者、並びに医療従事者の育成も重要な成果として期待されています。
本MoUの調印式は、2023年3月3日にNCGM研究所において、多くの関係者の立会いの下、NCGMの國土典宏理事長とIPLの Paul Brey所長によって執り行われました。
(前列左から)ミリアム・バラタン 在日フランス大使館科学技術担当官、ディディエ・マルティ=ドシュ 在日フランス大使館科学技術参事官、アントアン・デス・グラヴィエスIPL事務局長、ポール・ブレイ IPL所長、ハッタコーン・ドアンダヴォン 在日ラオス大使館二等書記官、國土 NCGM理事長、武井 企画戦略局長、池田 国際医療協力局長、石坂 研究所副所長、(後列左から)狩野 研究所部長、栗原 AMED、八木岡 AMED主幹、朴 AMED主幹、伊藤JICA、久保倉 JICA副室長、アナヴァジ・スクンタバイ パスツール研究所日本事務局、アン・マチルダ(Brey IPL所長夫人)、石上 研究所室長、冨田 栄研化学株式会社研究所副所長、友川 信州大学准教授、熊谷 東京医科歯科大学助教、京谷 栄研化学株式会社